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ご法門         



    清雄寺住職 講尊 小山日誠
        (本門佛立宗第二十四世講有)

  罪障消滅は口唱第一

佛立開導日扇聖人御教歌

 世にまじる心のうへにつむ塵(ちり)
   みのりの風よ 吹はらはなん

 ことし一年も大晦日の除夜の鐘と共に去って行きます。過ぎ去った日々を振りかえって、充実した一年だったと満足できる方もあるでしょうし、いたずらに過ぎ行く年月のはかなさをかこつ方もあるでしょう。
 ところで、この“除夜の鐘”の由来をご存知でしょうか。仏教では、人間の心には百八つもの煩悩
(ぼんのう)があって、それをこの百八つの鐘の音で叩き出して清い心で新年を迎えようというのが起こりだそうです。何ともありがたい話ですが、果たして、年に一回煩悩の埃を払うだけで清い心が持たれるかどうかは大いに疑問です。
 自分自身は清らかに生き抜こうと願いながらも知らず知らずのうちに悪世の風
(ふう)に染まる場合もあり、いつわりの生活を余儀なくされることもあります。ちょうど砂塵がもうもうとたちこめる街に出れば、自分は塵まみれになるつもりはなくとも頭から埃を浴びてしまうようなものです。
 しかも、悪いのは世の中ばかりではなく、私たち自身も“三毒強盛
(さんどくごうじょう)の凡夫”といわれている通り甚だ至らないものですから、心の中からは罪障の垢(あか)がどんどんわき出ます。
 こういう、外からの塵、内からの垢はちょっとでも気を許していると、たちまち積もってしまい、とても年に一度の除夜の鐘などでは掃除しきれるものではありません。
 では、なにで私たちの心の掃除をし、罪障を消滅したらよいのでしょうか。その解決法を御教歌に『みのりの風よ吹きはらはなん』風の力で埃を吹き払うように、妙法の御題目様のお力でさせて頂きなさい、とお教え下さったわけです。
 この御題目様には、
「南無妙法蓮華経とだにも唱へ奉らば減せぬ罪やあるべき、来らぬ福
(さいわい)やあるべき、真実也、甚深(じんじん)也、これを信受すべし」 (高祖・聖愚問答抄)
と、あらゆる罪障を消滅し、大きな幸福を招き寄せるお力のあることをお示しです。
 このお力を現すには、口唱を度重ねて頂くより他にありません。年の瀬の忙しさにかまけて口唱を怠るとロクなことはありません。こういう時こそシッカリお看経させて頂き、ご守護を頂きましょう。


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