本文へスキップ

TEL. 03-3622-2601

〒130-0001 東京都墨田区吾妻橋2−14−6

ご法門         



    清雄寺住職 講尊 小山日誠
        (本門佛立宗第二十四世講有)

  祖師の御本意(ごほんに)

佛立開導日扇聖人御教歌

 吾祖師のみこゝろをしり仕(つか)ふるを
  まことの御弟子旦那
(おでしだんな)とぞいふ

 高祖日蓮大士は今を去る734年の昔、弘安五年の今月十三日に武蔵国池上(今の大田区)でご入滅です。
 日ごろ丈夫な高祖大士のおからだも、立志以来五十余年の言い知れぬご法労と、身延の山の冬の寒気のため、衰弱をお加えになられました。
 九月八日、池上氏のお招きにより、常陸
(ひたち)の湯にご静養とのおことばで、九年間住みなれた身延の山を、お弟子やご信者を伴ってご出発になりました。けれども、この時高祖大士はすでに、「武蔵国池上右衛門大夫宗長が家にて死すべく候か」と、ご自身の入滅を予期しておられたのです。
 十月はじめには、仏様がご涅槃
(ねはん)に際して涅槃経を説かれたと同じように、「立正安国論」を病苦をおしてお講じになり、八日には、日昭・日朗・日興・日向・日頂・日持の六師を門下の六老僧とお定めになり、異体同心にご弘通に励むようおさとしがありました。十日にはお形見分け。
 いよいよわが師の滅度近しと聞いて四方から集まった弟子信徒は池上氏の邸内に満ちあふれ、御枕頭の御本尊にむかい一心に口唱を重ねます。
 僧も俗も、男も女も、老いも若きも、武士も百姓も、みな同音に口唱を棒げて、末法の大導師、慈悲あふれる大恩師をおくり奉ろうとしています。
 十三日の朝は静かに明けました。
 本仏釈尊の仏勅を蒙
(こうむ)り、上行菩薩(じょうぎょうぼさつ)の再誕として小松原では眉間(みけん)を斬られ、名越(なごえ)では火に焼かれ、伊豆の俎(まないた)岩では波に葬られんとし、竜の口では、頸(くび)をはねられんとし、佐渡の孤島では寒苦に飢え、あらゆるご法難に身を挺して当られた大恩師が、いま本地寂光にお還りになろうとしています。人々はお題目を唱えては泣き、泣いては伏し拝んだことでしょう。
 かくて、高祖大士の温容は神々しく輝き、静かに目をお閉じになりました。長老日昭師は、悲涙をおさえてうやうやしく合掌礼拝し、おん枕辺の臨滅度時
(りんめつどじ)の鐘"を蕭々(しょうしょう)と打ちならしました。
 時に弘安五年十月十三日辰の刻(午前八時〜九時)。池上全山の桜は時ならぬ花を一時に咲かせて聖者の帰らぬ旅をお送り申し上げました。
 高祖大士の六十年の御生涯を通じてご理想とされた
”一天四海皆帰妙法”
(いってんしかいかいきみょうほう)
――世界教化による絶対平和の確立――こそ、私たち佛立信徒にとって忘れることのできないご奉公目標です。
     *     *     *
 当山ではお祖師様ご報恩のための御会式を十月十六日に奉修させていただきます。



通信の御法門




                   このページの先頭へ

バナースペース

清雄寺

〒130-0001
東京都墨田区吾妻橋2−14−6

TEL 03-3622-2601
FAX 03-3622-2865