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ご法門         



    清雄寺住職 講尊 小山日誠
        (本門佛立宗第二十四世講有)

  お塔婆建立の意義

佛立開導日扇聖人御教歌

 お題目のあがる所に十界の
   聖衆
(しょうじゅう)は常にいますとぞきく

 お彼岸の月ですので、お塔婆について少々記して見ましょう。
 塔婆とは、梵語
(ぼんご)のスツーバに漢字をあてて卒塔婆(そとうば)と云い、略されて塔婆、或いは塔とも云われるもので、一般には、お釈迦さまの滅後、信者たちが御遺骨(舎利)をそれぞれの地方に持ち帰り、霊塔を建立して礼拝供養したのがその始まりと言われています。
 が、当宗の塔婆には、もっともっと高い深い意味があるのです。
 法華経をお釈迦さまが御説法遊ばされた際、その真実を証明されるため、東方宝浄世界の多宝如来が、高さ五百由旬
(ゆじゅん)(一由旬は四十里)縦横二百五十由旬という大塔に乗ぜられて出現されました。
 この多宝塔の中心には妙法蓮華経がお顕れになり、その左右に釈迦仏と多宝仏が並んで坐を占められ、やがて、お弟子方をも神通を以て虚空にお呼び寄せになり、続いて御説法を遊ばされました。
 この虚空会
(こくうえ)の御有様を高祖日蓮大士が図顕せられたのが当宗の御本尊様で、勧心本尊抄に「其本尊ノ体(てい)タラク、本時ノ娑婆ノ上ニ法塔空ニ居シ、塔中ノ妙法蓮華経ノ左右ニハ釈迦牟尼仏、多宝仏・・・」と示されてある通りです。
 私共の建立申し上げるお塔婆は、この多宝塔にほかならないのです。凡夫の目には薄い木の板としか見えませんが、御題目様がその表に在しますことにより、金色の光を放つ七宝の妙塔となるのです。
 法華経の如来神力品の御文には、如何なる場処であろうとも妙法のお塔婆を建立して供養申し上げる処、その処はとりも直さず、道場であり、十方の諸仏がサトリを開かれ、法門を説かれ、涅槃
(ねはん)を遊ばされる聖場である、と、諸仏は常にこの妙法の塔婆から離れることがないことを明らかにされております。また、法師品には、この妙法のお塔婆には「如来の全身がまします」とも説かれてあるのです。
 高祖大士の御妙判には
 「ミマカリヌル幼児ノ娘御前ノ十三年ニ丈六ノソトバヲタテテ其面
(おもて)ニ南無妙法蓮華経ノ七字ヲ顕ハシテヲハシマセバ、北風吹ケバ南海ノ魚族(いろくず)其風ニアタリテ大海ノ苦ヲ離レ、東風(こち)キタレバ西山ノ鳥鹿其風ヲ身ニフレテ畜生道ヲマヌガレテ都卒(とそつ)ノ内院ニ生マレン。況ンヤ、カノ卒塔婆ニ随喜ヲナシ、手ヲフレ眼ニ見マイラセ候人類ヲヤ。云々」と、その功徳の偉大なことをお示しです。
 むかし阿育王はその領地に八万四千の大塔を建立したといわれます。私共が、分に応じて精一杯の志をこめてお塔婆を建立させて頂けば、これに勝る功徳を頂けるのです。その大功徳によって弔う処の精霊は菩提を全うし、また私共自身の福徳となって我が身にかえって来るわけです。



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